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インタビュー04 林 瑞樹 さん

インタビュー04 林 瑞樹 さん
04

林 瑞樹 さん

主要な海産物の安定供給を目指して

 春、南三陸町の浜はにわかに活気づく。町の主要な海産物であるわかめとめかぶの収穫期を迎えるのだ。収穫期が短く、比較的小さな設備投資で済むわかめ、めかぶは町の漁業者の7割が生産し、まさに漁業の柱とも言える。中でも、町内のめかぶの最大の購入者が、水産加工会社である株式会社カネキ吉田商店だ。同社で活躍する移住者に話を聞いた。

司会:南三陸町に移住するきっかけは何だったんですか?

林:今の会社に入社したのがきっかけですね。元々、大学時代に水産の研究をしていました。自分の専門はエビだったんですが、同じ研究室に海藻の先生もいたので、基礎的な知識はあったんですね。せっかく就職するなら、大学でやってきたことを活かせる会社がいいと思って入社を決めました。社長も、せっかく来てくれるならと「開発部」という部署を作ってくれて、わかめの種苗開発を手掛けることになりました。

司会:わかめの種苗開発ですか?

わかめの種開発

林:はい。町の漁師さんの多くは、塩釜市で取った種苗を使ってわかめの養殖をしています。しかし、塩釜でも数がとれなかったりして、価格の変動が激しいんです。特に昨年は、入ってくる種苗の数が少なかったために、めかぶ自体の浜値も上がってしまい、普段買い付けている町外の業者が手が出せないくらいになってしまいました。そうすると、めかぶを加工するうちのような会社にとっても、漁師さんたちにとっても死活問題です。やはり、理想は志津川湾でとった種苗を志津川湾で養殖する、「地種」で回していくというのが理想なんです。

司会:なるほど、種苗の安定供給というのは、町の水産業全体にとっても重要なファクターなんですね。

司会:開発は順調ですか?

林:1年目、2年目は順調とは言えない結果でしたね。自分の管理が悪かったり、台風の影響も受けてしまって・・・。槽の中でめかぶに産卵させて、卵を糸に付着させるんですね。始めは目に見えないくらい小さな卵なんですが、だんだん育って見えるようになってくると嬉しくて。それを養殖用のロープにはさめるくらいまで育てないといけないんですけど、その過程で結構落ちてしまったり、生育が遅くて漁師さんの種挟みのタイミングに合わなかったり・・・。

司会:やっぱり難しいんですね・・・。困難な分、林くんへの期待も大きいのでは?

林:そうですね。浜に行くと、漁師さんが「今年はどうだ?」と声かけてくれたりして、期待されてるなとは感じますね。社内でも、開発が忙しくない時期は製造ラインにも入ったりするんですが、「いいから自分のほうやれよ」と言ってくれたりして、開発部として認めてくれてるんだなあと感じます。昨年は、社長の商談に同行して、中国の種苗生産現場の視察に行かせてもらいました。社長には普段から飲みに連れていってもらったり、何かと気にかけてもらっていて、感謝しかないですね。

司会:すごい!海外視察まで!恵まれた社内環境ですね。

司会:現在入社して2年目とのことですが、会社や地域には馴染めましたか?

社員旅行

林:そうですね。社員旅行や新年会など交流の機会もあるので、その中で自然と馴染めたと思います。

司会:今どきちゃんと社員旅行がある会社って珍しいですね。

林:僕が参加したときでも30名以上参加してましたね。バスの中から飲んで、温泉入ってカラオケして、話したことない人とも話せたりして、とても楽しかったです。次は4月の花見会なんですが、もう待ち遠しくて(笑)

司会:皆さん仲がいいんですね!

それでは最後に、現在の目標を教えてください。

林 瑞樹 さん

林:現実的な目標としては、種付け、育苗が漁師さんが沖出しするタイミングに合わせてちゃんとできること。そして、漁師さんが養殖したものを自社で買い取るというサイクルが回ることが一番の目標ですね。また現在、東北大学と共同で海水温の上昇に強い種苗の開発にも取り組んでいるんですが、将来的には志津川湾の地種にそういった耐性種を組み合わせて、気候変動にも対応できるようになれれば理想だと思っています。

司会:常に自然環境や気候変動のリスクと隣合わせの水産業にとって、希望のもてる話ですね!実現できるよう祈っています!

Profile

林 瑞樹

1996年1月18日生まれ。宮城県利府町出身。東京農業大学卒業後、2018年に株式会社吉田カネキ商店に入社し、同年南三陸町に移住。現在は開発部主任として、わかめ種苗の生産・開発を行う。


 

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